つらい症状を防ぐ花粉症の治療

いまや国民病とも言われる花粉症は症状の度合いは様々ですが、
3人に一人がかかっていると言われています。

命にかかわる病気ではありませんが、症状の辛さや日常生活への影響はとても大きいものです。

また、年齢性別問わず突然発症することも特徴で、大人だけではなく子供のうちから花粉症になることも珍しくはありません。すでに花粉症にかかっている方はアレルギー症状が出ないように予防を、もしくしゃみやかゆみ、鼻水などの症状が出てしまった方は重症化を防ぐための治療をしましょう。

花粉症の予防薬 抗アレルギー薬

かゆみの原因物質であるヒスタミンやロイコトリエンといった、鼻の粘膜を刺激する物質の発生を予防します。

効果が出るのは飲み始めてから数日〜2週間かかると言われていますので、暖かくなる前に服用を開始するのがお勧めです。 また花粉が飛び始めた直後であれば効き目があります。
抗アレルギー剤は長い期間使う事ができ、眠気が出にくいのが特徴です。

ただし、服用を中止してしまうと、再び効果が出るまでに時間がかかります。その間症状を我慢しなくてはいけなくなってしまいますので、花粉症の季節が終わるまで継続することをお勧めします。

今あるかゆみを抑える、抗ヒスタミン薬

花粉症のアレルギー症状に対してもっとも即効性のある薬です。
アレルギーの原因物質であるヒスタミンが三叉神経に与える刺激を弱め、体の中で悪さをするのを押さえます。

抗ヒスタミン薬は眠くなりやすいのが難点でしたが、最近では眠気の少ない抗ヒスタミン薬も使われるようになってきました。

ひどいアレルギー症状に セレスタミン

抗ヒスタミン薬とステロイド薬(副腎皮質ホルモン)が配合された薬で、つらいアレルギー症状に対しても効き目があります。
効き目の良さから続けて使用したくなるのですが、ステロイドが入っているため、長期間の使用には向きません。

用法用量を守って使えば危険はありませんが、 医師の診察を定期的に受けながら使用されることをお勧めします。

日常生活での花粉症予防

花粉症は花粉を吸い込まないことが何よりも大切です。

天気予報などで花粉情報を事前にチェックしておくとよいでしょう。

【花粉が多く飛ぶ日】

・晴天で乾燥した日
・風の強い日(特に南風)
・温度と湿度が高い日
・雨の翌日

一日の花粉の飛散量は日の出前後がピークにして、15時以降は減少していきます。

しかし外出を避けることは難しいと思いますので、花粉が多い日に出かける場合は、衣服等に工夫をして花粉を浴びるのをなるべく避けましょう。

マスクの使用によって、くしゃみの回数は格段に減ります。
しかし、花粉専用マスクを使用すれば、吸い込む花粉量を減らすことはできますが、さらに細かい花粉を予防するためにマスクの内側に湿らせたガーゼを重ねると良いでしょう。

服装はできるだけウールや毛糸などのフワフワした素材を避け、一番外側に着るものは花粉が入り込みにくい表面がツルツルした素材を選びます。

目の痒みにはメガネが有効です。最近では普通のメガネのように見えるタイプのものも出てきていますので是非使用をしてみてください。

その他には、髪型や服装が挙げられます。
髪の長い方は束ね、帽子を被るとより効果があるでしょう。

こうして花粉ができるだけ身体につかないようにすることが重要です。
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牛久市の循環器内科・生活習慣病治療のさくら台土肥クリニック

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