糖尿病はお食事による治療(食事療法)、運動による治療(運動療法)、お薬による治療(薬物療法)の3つを、患者さまの身体の状態やライフスタイルに合わせて行っていきます。
軽度(低リスク群)の場合はお食事と運動による治療が中心ですが、中度(中等リスク群)から重度(高リスク群)になるとお薬の治療も合わせて行っていきます。
お食事による治療(食事療法)
糖尿病と診断された方が、まず最初に行うのがお食事による治療です。治療と聞くと、何か特別なメニューがあるのかと思われがちですが、食事療法で大切なことは、過食・偏食を避け、バランスの良い食事を心がけることです。
運動による治療(運動療法)
運動療法では、血液中の糖分を消費する目的で行われます。食事をしてから約1時間後、30分くらいのウォーキングを行うと効果的です。最初は1日おきにするなど、無理のないペースで長く続けられるようにすることが大切です。
お薬による治療(薬物治療)
糖尿病の治療は、お食事や運動が基本となりますが、それだけでは血糖値のコントロールが難しい場合、お薬による治療も同時に行います。お薬には大きく分けて飲み薬とインスリン注射の2種類があります。
糖尿病の治療は短期間に劇的に回復するというものではありません。ですので、患者さまが続けられるレベルの治療をしていくことが大切です。早期治療が今後の生活をどのように過ごすのか、決まってきます。きつい運動や、厳しい食事制限などは極力せず、生活の質を大切にしていきたいと考えていますので、まずはご相談ください。また、周りの方が気付かれた際も、ぜひ来院をすすめてあげてください。