「血管年齢」とは、実年齢とは別に血管のしなやかさ・硬さを基準にした血管の年齢のことを言います。
通常であれば実年齢と比例するように血管も少しずつしなやかさを失っていきますが、生活習慣の乱れやストレスなどによって血管の老化スピードが早まり、実年齢よりも血管年齢の方が高い方が増えてきています。
自覚症状がなく、気付かないうちに少しずつ老化が進んでいく血管だからこそ、一度血管年齢を調べてみませんか?
「血管年齢」と「生活習慣病」は深い関係
生活習慣病である高血圧や脂質異常症(高脂血症)、不整脈などは血管年齢と深い関わりがあります。生活習慣病の症状は皆、動脈硬化を引き落とし、血管を老化させてしまうからです。逆にいえば、生活習慣病の自覚がなかった方も、血管年齢が高ければ生活習慣病である可能性があるということになります。
当院の専用機器で「血管年齢」を調べることができます
血管年齢は、当院のPWV検査(心臓の拍動が伝わる速度から、血管の硬さを調べる検査)で判定することができます。検査の手間や時間はかからず、結果もすぐに出ます。
自覚症状がなく、日常の中では意識しにくいからこそ、定期的に血管年齢を調べることで生活習慣の改善を意識しやすくなります。また、徐々に血管年齢が若返ってくると、結果を見るのが楽しみになってくる患者さんもいらっしゃいます。
「血管年齢」は実際の年齢以下を目指しましょう
日本人の平均寿命は男性が80.21歳・女性が86.61歳と、世界的に見ても長寿国です。
ですが、血管年齢が高いと、早いうちから自立した生活が難しく介護が必要になるなど、健康的な生活は送りにくくなってしまいます。
年齢を重ねても元気に暮らせるよう、今のうちから血管年齢を意識するようにしましょう。